古い商店街に“10万いいね”がついた訳
最新の国勢調査(2025年)によると、日本の総人口は5年で317万人以上減り、減少幅は過去最大となりました。大都市ではあまりその実感が持てなくても、出張や行楽で地方を訪れたとき、街の寂しさに気付くビジネスパーソンもいるのではないでしょうか。本稿では、まちづくりの成功例と失敗例をあわせてピックアップしました。
1本目は、フリーライターのマーガレット安井さんによる取材記事です。大阪のジリ貧商店街を劇的に復活させた、ヨソ者たちの取り組みにフォーカスを当てています。どん底にあった街を年間1万人が訪れる観光地に変えたのは、若者の“ある奇抜なアイデア”でした。
2本目と3本目では、ショッピングセンターに詳しいライターの坪川うたさんが、新神戸駅の商業施設「コトノハコ神戸」の現状を前後編でじっくり掘り下げます。ダイエーが465億円という巨額を投じて開業した巨大モール。開業当時は192店を擁していたものの、今や“廃墟化”してしまったといいます。駅直結の好立地ながら、この施設が開業時から背負っていた「悲しい宿命」とは。
これらの記事からは、バブル期を経て縮小する社会にとって、何が大切なのかが学べます。地域の未来を左右するのは、巨額の投資ではなく、その地に関わる人のあり方と発想の転換です。こうした事例は、既存のビジネスに新たな可能性を生むヒントにもなるでしょう。
観光客ほぼゼロ→年間1万人に…ジリ貧のシャッター商店街を復活させた"20代のヨソ者たち"の絶妙アイデア
(2026年5月20日公開)
最盛期に約780店舗が軒を連ねた大阪・布施商店街は、半数近くがシャッターを下ろし観光客もほぼいなかった。それが今では年間1万人、44カ国から観光客が訪れる街に変わった。突破口を開いたのは「商店街ごとホテルにする」という“20代のヨソ者たち”だった。フリーライターのマーガレット安井さんが取材した――。<続きを読む>
新幹線駅直結なのに、客も店も集まらず廃墟化…ダイエーが465億円投じた「西日本一高いバブル施設」の悲劇
(2026年6月14日公開)
山陽新幹線の新神戸駅に直結しているのに、客も店も集まらないショッピングモールがある。現在の「コトノハコ神戸」だ。バブル期にダイエーが465億円を投じた大型複合施設「新神戸オリエンタルシティ」の商業フロアとして開業した。いまではワンフロアが丸ごと空き区画となり、館内には白い壁に囲まれた通路が続く。なぜ駅直結の一等地が、廃墟モール化してしまったのか。ライターの坪川うたさんが現地からリポートする――。(前編)<続きを読む>
新幹線を降りた観光客が素通り…開業37年で店舗数の8割が消えた「新神戸駅直結モール」の最大の誤算
(2026年6月14日公開)
山陽新幹線・新神戸駅に直結する商業施設「コトノハコ神戸」。1988年に192店を擁して開業したが、37年が経った現在、店舗数は約27店舗(2026年6月時点)まで減った。駅直結で、近くには観光地もある。それでも観光客やビジネスマンは施設内でほとんど足を止めない。なぜ好立地に見える巨大モールは“廃墟化”し、通過点になってしまったのか。ライターの坪川うたさんが現地からリポートする――。(後編)<続きを読む>
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