毎日の「探し物」というムダな時間を消す方法はないか。行動科学マネジメント研究所所長の石田淳さんは「物ごとに置き場所を決めて、使った後は元の位置に戻す『定物定位』は、作業時間の短縮化に役立つ。やり方は簡単でスマホで写真一枚撮ればいい」という――。

※本稿は、石田淳『忙しすぎる毎日から抜け出す本』(永岡書店)の一部を再編集したものです。

スマートフォンをビジネスに使うビジネスマンの手
写真=iStock.com/Virojt Changyencham
※写真はイメージです

「定物定位」で探し物の時間をなくす

職場でも、家でも、探し物をしている時間が長くありませんか?

『気がつくと机がぐちゃぐちゃになっているあなたへ』の著者リズ・ダベンポート氏の指摘によれば、平均的なビジネスパーソンは探し物で年間150時間も浪費しているそうです。労働日数を250日とすると1日あたり約36分に相当する計算です。

そんな状況なら「定物定位ていぶつていい」のアイデアを取り入れてください。

定物定位は、職場の整理整頓や在庫管理で用いられます。「この資料はこの場所、このペンはこの場所」というように物ごとに置き場所(定位)を決めて、使った後は元の位置に戻す考え方で、作業時間の短縮化に役立つとされています。

やり方は簡単です。自宅の収納棚を例に説明しましょう。

まず、使い勝手を考えながら、棚に備品を置いていきます。そして「きれいになった」「使いやすくなった」と感じた状態をスマホなどで写真撮影し、プリントアウトします。そして、その後は常に写真の状態になるように備品を戻せば、整理整頓された状態を保てます。

デスク、キッチン、子ども部屋などの整理にもぜひ活用してみてください。