いつも時間に追われる「多忙感」から抜け出すには何をすればいいか。行動科学マネジメント研究所所長の石田淳さんは「『仕事の速い人はマルチタスクがうまい人』と思われているようだが、大きな間違いだ。『多忙感』を解消するのに効果的な方法は、ToDoリストに書き出してやらないタスクを決めることである」という――。

※本稿は、石田淳『忙しすぎる毎日から抜け出す本』(永岡書店)の一部を再編集したものです。

付箋がたくさんはられているラップトップ
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手書きで「脳の状態」を見える化する

あれも、これも、まだ終わっていない。なのに、次々と新しいやるべきことが襲ってくる。その結果、すべてが中途半端な状態になってしまい、さらに焦ってしまう……。

そんなときにおすすめしたいのは、あなたの脳内状況の「見える化」です。

方法はとても簡単。ペンと紙を用意し、頭に思い浮かんだことをすべて書き出してみるのです。

頭に思い浮かんだことをありのまま紙の上に吐き出すイメージでどんどん文字にしてみましょう。きれいに、順序よく書く必要はありません。このとき重要なのは、感情もあわせて書き出すこと。

「間に合わないのが怖い」「自分が情けない」といった気持ちも、あなたの限りある脳の容量を使って作り出されたものなので、これらも一緒に吐き出してしまうのです。

紙に書き出す行為には、「外在化」(脳にある情報を外に出す)と「分離」(感情に飲み込まれている状態から一歩引く)という意味があります。

スマホやパソコンに入力するのもいいですが、手書きの方が簡単で効果的です。ぜひやってみてください。