「意味ある?」と思ったら手を止めてみる
忙しいあなたが「多忙感」を解消するのにもっとも効果的な方法――それは「今までやっていた何かをやめてみる」ことです。
アメリカの実業家イーロン・マスク氏はテスラやスペースXの工場で「The Algorithm(ジ・アルゴリズム)」という5つの開発ステップを徹底させています。最初に行うべきは「あらゆる作業に対して『本当に必要?』と疑ってみる」ということ。いくら作業の効率化を図ったところで、作業自体が無意味なら、効率化の作業もムダになってしまうからです。
「コレって意味あるのかな?」というものは、特に引き継ぎを受けた作業に多く見られます。前任者から「こういうやり方で、こういう流れでやるのがベスト」と教わったので、今まで疑わずにやってきた……という作業はないでしょうか? それらを見直してみるのです。
会議で言えば、開始10分前の集合、議事録の作成など。中には会議そのものがムダというケースもあるでしょう。家事においても、毎食手作りすることや毎日バスタオルを洗う必要性はないかもしれません。
「多忙感の解消」を最優先にして、やめられるものはやめてみてください。
「今考えても仕方がない」ことは置いておく
忙しいときほど「あの作業もやっていない、この作業もやっていない」と焦ってしまうものですよね? その気持ちは私もよくわかります。
けれども、「あれもこれも」となったときには、「今この場で何かできることがある作業なのか? 今この場でできることは何もない作業なのか?」の仕分けをしてほしいのです。そして、「今できることは何もない作業」については、いったん忘れてほしいのです。
よくあるのが、「職場で家の用事を考えてしまい、家で仕事のことを考えてしまう」というケース。仕事の途中で「明日のお弁当の材料を買って帰らなきゃ」とか、休日に家で「明日出社したら朝イチでメールを送らなきゃ」といったことを思い浮かべてしまうことってありませんか?
思い浮かべることは良いのです。でも、それ以上のことができない場合は、忘れないようにメモだけ作って終わりにしましょう。このとき「覚えておこう」と記憶力に頼るのは絶対NG。貴重な脳のメモリを使ってしまうからです。
無関係なことに思いが引っ張られて作業の手が止まったときは、「今考えても仕方がない」と思い直すチャンスなのです。

