ToDoリストで「やらない」と決めるタスク
あなたのやるべきことをToDoリストに書き出してみることは大事です。そして、それらのToDoに優先順位をつけるのも大切です。
けれども、この後すぐにやるべきことに取りかかってはいけません。もう1つ、非常に重要なステップがあります。優先順位の下位3つに注目し、その3つは「今やらない」と決めるのです。
なぜか? あなたが今やらなくても困らないからです。
優先順位の対照的な言葉として「劣後順位」という言葉があります。経営学者のピーター・ドラッカーが重視した概念として知られています。
多くの人は、やるべきことを「すべてやらなきゃ」と思っていますよね? でも、実際のところ、ランキングの下位にある事柄は、今やらなくても問題ないことがほとんどなのです。
まずは「下から3つは今日はやらない」と決めましょう。そして、いったん明日以降のToDoとして後回しにしてみましょう。
やるべきことをまずは3つ消してみる。それだけであなたの気持ちはかなり軽くなるはずです。
脳の中でめぐらせている言葉に気づく
人間は、他の動物とは異なり、脳の中で意識的あるいは無意識的にいろいろな言葉をめぐらせているわけです。その数は、なんと1日約7万語にのぼるとも言われています。
私たちが脳の中でめぐらせている言葉のことを「マインドトーク」と呼びます。厄介なのは「マインドトークを放置するとネガティブな内容ばかりになる」という点です。
あなたが日々忙しいと感じていると、その多忙感に応じて「イヤだな」「不安だな」「面倒だな」「疲れたな」などというマインドトークがどんどん増えてきます。さらに悪いことに、脳はその言葉に関連する情報ばかりを集めようとしてしまいます。
では、どうすればいいのでしょうか? 1日に7万語もめぐっているわけですから、「ネガティブなマインドトークを禁止する」というのは現実的ではありません。実は「自分は今ネガティブなマインドトークをしているなあ」と気づくだけでいいのです。自分を客観視できるようになると、脳が集めようとする情報が変わり始めるからです。

