調査概要/楽天リサーチの協力を得、働く男女1000人(男女500人ずつ)にネットを通じて調査を実施。調査期間は2012年3月26~28日。
嫌悪と諦観が交錯する日本の職場。では、あなた自身はどうだろうか? まずはQ5の自己診断シートをチェックしてみてほしい。
女性は同性にも異性にも厳しい。一般的に男性よりモラルが高いからだ。ただし、自分を見る目は甘い。
Q10からわかるように、「実は自分も」が軒並み低いのだ。自覚率が比較的高いのは、「自己主張が強い」「付き合いが悪い」「ワリカンにしようとする」など、自己許容度の高い項目に限られる。
Q10によると、「思い通りにならないと途中で投げ出す」女性の出没率は約3割いる一方で、「実は自分も」と認める女性は1割に満たない。自己診断シートの第1問で「いいえ」と答えてしまった人は、周囲から冷たい目線を向けられている恐れがある。
第2、3問では、自己中心的か否かを問うた。周囲の足を引っ張ったり、成果を独り占めする行為は、嫌われる割に、自覚率は2~3%に留まる。これらの項目は、特に同性からのチェックが厳しい。よほど「自分より同僚優先」を心がけていない限り、自己中心的という烙印を押されかねない。
同じくQ10の「涙を武器にする」も出没率と自覚率の差が顕著である。第4問ではあなたは同僚の前で1度も涙をこぼしたことがないか、と確認した。「あるけど武器にはしていない」という答えは通用しない。周囲の女性はそうは受け取らないからだ。
第5問の「上司に反論」はどうだろうか。経験がなければ、「ゴマすり女」(Q10)と見られている危険性がある。