新年度から勤務先の大学の学生部長を務めている。学生生活全般を支援する役職で、中学・高校で言えば生活指導主任に近いだろうか。

職務上、学生の相談事に触れる機会も増えた。学業、進路、アルバイト、サークル、家族。青春期は悩みの宝庫だ。なかでも多いのが、友人関係の相談だ。友だちができない、グループに入っていけない。一人ぼっちが辛い……。

私自身が割合孤独な学生生活を送ったこともあり、「別に友だちがいなくても大丈夫だよ」と答えるのだが、どうにも説得力がない。周囲と調和しなければという強迫観念から彼らを解放するにはどんな説明が有効か。ヒントを求めて手に取ったのが本書だ。

【関連記事】
全人格的な付き合いを避ける若者たち -香山リカさんに聞く「女友だちの賞味期限」
Facebook依存症? 毎日投稿、「いいね!」の数も気になる。どうしたらいいのか
なぜ、パズドラやツムツムをくるくるする人は「しがらみを毛嫌い」するか
友達が困っていたら、どこまで助けるべきか
フェイスブックの書き込みについていけなくなったら