ヒット商品を生み出し続ける小林製薬ですが、それができるのも社内に人材がそろっているからです。小林さんが考える「良い人材」「良い上司」の条件とは?(2022年1月31日レター)

会社という組織は、改めて言うまでもなく沢山の「人」で成り立っています。一人ひとりの社員がその持てる力を存分に発揮し、積極的に仕事に取り組めば、自ずと会社はぐんぐんと成長します。その逆に上司が部下を正しく評価せず、社員のやる気がなくなれば、どんなに強固な経営を誇っていた会社もあっという間に没落していきます。会社を生かすも殺すも、そこで働く「人」次第なのです。そこで今回は、私が考える「良い人材とは何か」と「あるべき上司の姿」について、お話ししたいと思います。

まず私がどんな社員を評価するかといえば、これはマーケティングに関する考え方と同じなのですが、「シンプル、明快、わかりやすい」が一番です。小林製薬の商品は「のどぬ~る」や「熱さまシート」などのように、商品名を聞いただけで、その効用が誰にでもわかります。それは私が商売において一番大事なことが「理解」だと考えているからです。

(構成=大越裕)