オリックス シニア・チェアマンの宮内さんが3分間レッスンの読者のみなさまの質問にお答えします。(2020年10月26日レター)

――地方で住宅関連事業を営んでいます。日本では少子高齢化がますます進み、新設住宅着工戸数が20年前には年間200万戸だったものが、5年前には100万戸に減り、今では70万戸台まで落ちています。コロナののちは壊滅的な打撃を受けており、もともと予測していた50万戸をはるかに下回る見込みです。私の息子の代には、住宅の建築数は私の代の4分の1以下になってしまうという厳しい現実のなかで、国内で高価格帯にシフトするべきか、海外市場に出るべきか、迷っています。もし、宮内さんなら、どのような基準で判断されますか? お考えを教えてください。

【宮内】ご本人が心配されているように、日本の住宅マーケットは確実に縮小していきます。その中で高価格帯を狙うということは、さらに小さなマーケットを狙うということになりますね。これまで良質の住宅に住んでいた顧客に対して、さらに満足してもらえる住宅を提供するというのは、非常に難しい道を選ぶことになりませんか。