欧州での新型コロナウイルス感染再拡大が懸念されることから円が買われ、しばらくの間は円高基調が続くという予測がされている。グローバルに事業を展開するビジネスパーソンとしては、このような為替の状況をどうとらえ、短期的、長期的にどのような考えに基づいて行動すればいいだろうか。(2020年11月16日レター)
【井上】欧州で新型コロナウイルスの感染再拡大が懸念されていることから、円が買われ1ドル105円前後の円高基調が続くという観測があります。宮内さんは、この状況をどうとらえていますか。
【宮内】とくに輸出入に関わるビジネスでは、為替の変動によって業績への影響が大きくなるうえに、為替変動にはさまざまな要因が複雑にからんできますので、極めて難しい判断が要求されますね。為替取引を業とする一部の金融専門家を除いて、為替をビジネスの対象とすべきではありません。もし間違った場合での、不測のリスクが大きすぎるからです。投資・輸出入など、対外取引の際、為替変動はつきものです。各々の取引内容に応じてできるかぎりリスクを最小限に抑える工夫こそが大切だと思います。当然そのためには若干のコスト負担を覚悟しなければなりません。
ここから先は有料会員限定です。
登録すると今すぐ全文と関連記事が読めます。
(最初の7日間無料・無料期間内はいつでも解約可)
プレジデントオンライン有料会員の4つの特典
- 広告最小化で快適な閲覧
- 雑誌『プレジデント』が最新号から読み放題
- ビジネスに役立つ学びの動画が見放題
- 会員限定オンラインイベント
(聞き手=井上智洋 駒澤大学准教授 構成=久保田正志)


