2024年11月17日、突然バズった

オールドメディアという言葉がある。従来のマスメディア等を指していう言葉だが、ソーシャルメディアなどの新しいネットメディアと対比させるために使われているようだ。最近この「オールドメディアの役割が終わった」と、ネット上でちらほらと聞かれるようになっている。実際にオールドメディアが敗北したのかどうかはさておき、情報空間において「オールドメディア」はどのような存在なのだろうか。

手始めに、このオールドメディアという言葉がいつごろから使われるようになったのかを見てみよう。ソーシャルメディア全盛期は2010年代から始まっているが、マスメディアを「オールドメディア」と称するようになったのはごく最近である。下図にTwitter(現X)での一カ月あたりの投稿数をプロットしてみた。なお、縦軸は対数であることに注意していただきたい。