2024年11月17日、突然バズった

オールドメディアという言葉がある。従来のマスメディア等を指していう言葉だが、ソーシャルメディアなどの新しいネットメディアと対比させるために使われているようだ。最近この「オールドメディアの役割が終わった」と、ネット上でちらほらと聞かれるようになっている。実際にオールドメディアが敗北したのかどうかはさておき、情報空間において「オールドメディア」はどのような存在なのだろうか。

手始めに、このオールドメディアという言葉がいつごろから使われるようになったのかを見てみよう。ソーシャルメディア全盛期は2010年代から始まっているが、マスメディアを「オールドメディア」と称するようになったのはごく最近である。下図にTwitter(現X)での一カ月あたりの投稿数をプロットしてみた。なお、縦軸は対数であることに注意していただきたい。

「オールドメディア」という言葉はTwitter登場直後の06~08年にはほとんど使われておらず、09~16年にも月に100~1000回程度しかポストされない単語だった。17年ごろから徐々に増えて月に1万回程度ポストされるようになり、24年11月に再び爆発的に投稿数が増加し、それまでの10倍以上投稿されるようになった。より詳細に確認すると、11月17日から突然「オールドメディア」という言葉の投稿・検索が増加している。24年11月17日に何が起こったのだろうか。