私は20歳のころから新聞のスクラップを続けています。オフィスには約20年分のスクラップを保管しています。
きっかけは、会社を経営していた父から勧められたこと。今は日本経済新聞、日経産業新聞を中心に4紙を購読しています。読み方は3段階。まず、気になるところを赤い線で囲む。余白に日付を入れ、切り取る。それをファイリングする。一連の作業を通じ、最低3回記事に触れることで、内容を頭に叩き込むのです。
かつてはこの作業を中心に情報収集をしていました。しかし、現在はインターネットの出現によって情報源と情報収集ツールが無数に増えています。
一般的なビジネスマンが投じられる資金コスト、時間コストの中で得られる情報が飛躍的に増大したのがこの10年だったと思います。その結果、昔よりもピンポイントで正しい情報に到達することが極めて重要になりました。そうしなければ、貴重な時間を浪費するからです。
では、どうすれば限られた時間の中で正しい情報に到達できるでしょうか。それには2つ決めなければいけないことがあります。
1つは、夢や目標を明確にすること。自分が目指していることをハッキリさせるのです。もう1つは、時間を浪費しないように情報収集の時間を決めること。時間を区切らないでウェブサイトのリンクをたどっていくうちに、ネットサーフィンどころかネットを漂流してしまった経験は誰でも持っていると思います。
以上を大前提として、私の情報収集についてご説明しましょう。現在、私が情報源としているのはインターネット、新聞や雑誌、書籍、テレビといった従来メディア、そして人の3つです。