「思考の癖」は誰にでもある

コロナ禍で人に会う回数が減ったことも関係しているのかもしれません。久しぶりに同年代の税理士仲間に会ったら、みんな同じような悩みを抱えていて何だかホッとした、とも話してくれました。

思考の癖は多かれ少なかれ誰にでもあるもので、10年、20年と持ち続けている人が多いです。しかし、これが多すぎると、自分に対しても人に対しても厳しくなってしまい、生きづらくなります。

大切なのは、こういう思考の癖は誰にでもある、ということを認識することです。「こんな思考の癖を持っているなんてダメだな……」ではなく、「自分の思考の癖に気づけただけでもラッキーだ」と考えるのです。反芻してしまうのは無自覚だからであって、自分を静観してその思考に気づけば、それをどう扱うかはあなた次第になります。

その後、Aさんは何もしない日でも罪悪感がなくなり、しっかり休むことができるようになりました。心に余裕も生まれたのでしょう。人に対しても優しくできて、イライラしなくなったとうれしそうにお話されていたのが印象的でした。

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