もちろん、大量パックでもきれいに使い切れるならメリットはある。しかし、「割安だから」という理由だけで飛びつくのはやめたほうがいい。

自分が管理しやすい分量、つまり我が家の適量を適価で買って使い切るほうが、お金もスペースもムダ遣いしなくて済む。2人家族なら、スーパーで冷凍食品を買うより、コンビニで少量入りの方を選んだ方が、かえって安く済むだろう。

大事なお金を「死に金」にしないために

「迷う理由が値段なら買え、買う理由が値段なら止めておけ」という言葉を耳にしたことはあるだろうか。

自分が欲しいものが予算オーバーだった場合、安いもので妥協しがちだが、やはり満足できず、すぐに手放したり全く使わなくなったりして結局ムダな買い物になるという教訓らしい。お金を使う以上、後悔だけが残るとしたら、それは「死に金」になってしまう。

もちろん、安さがすべて悪いわけではない。全てのものが値上がりする現在、安値自体が価値を持つ。だからこそ、その安さの根拠・理由はなぜなのか考える癖をつけたい。なるほどと思える理由があれば、その安さは満足度をより高めてくれるはずだ。

逆に道理に合っていない安さは、それこそ「安物」であり、満足どころか後悔の元になるだろう。

使えるお金は有限だからこそ、配分のメリハリが大事だ。自分なりのお金のかけどころと、かけなくてもいいところを明確にすることが、満足度を上げる「高コスパ消費」のカギになる。

お金と通帳
写真=iStock.com/mapo
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