ハマス・イスラエル紛争とイラン・アメリカの関係

ハマスとイスラエルの戦いに終結の兆しが見えない。昨年、本連載では「第3次世界大戦へつながる破滅の道」という最悪のシナリオを想定した。昨今の情勢を考慮すると、1歩どころか2歩もそのシナリオに近づいている。

イスラエルの戦車(2011年撮影)
写真=iStock.com/chameleonseye
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世界は、破滅の道を突き進むのか。鍵を握るのは、ハマスとイスラエルの戦いへのアメリカの本格参戦である。

1月28日、ヨルダン北東部の米軍基地にドローンによる攻撃があり、米兵3人が死亡したとアメリカ政府当局が発表した。攻撃したのは、イラクの武装組織「神の党旅団(カタイブ・ヒズボラ)」と見られている。イスラエルとハマスが昨年10月に衝突して以来、中東では米軍基地がたびたび攻撃されていたが、米兵の死者が出たのは初めてだ。