AIを制する企業が強くなっていく

アップルが失速している。2021年11月以来守っていた時価総額首位の座が、今年1月にマイクロソフトに奪われた。屋台骨であるiPhoneは勢いがなく、重要な市場である中国では1月の販売台数が前年同月比で39%減となるなど、売り上げの落ち込みがひどい。

株価低迷の原因は販売不振だけではない。何より大きいのは、iPhoneの次の一手が見えないことにある。ビッグテックといえども、次の成長戦略を描けなければ投資家から見放されるのだ。