地方衰退の原因を少子化に求めるな

地方の人口減少が止まらない。残念ながら、この流れは変わらない。それを前提に、ピンチをチャンスに変える発想が必要だ。

民間の有識者グループ「人口戦略会議」は、今年4月、2050年までに消滅する可能性のある市区町村を公表した。人口戦略会議は、国立社会保障・人口問題研究所の推計をもとに、20〜30代女性の減少率を市区町村ごとに分析。人口が減り、最終的に消滅する可能性がある市区町村が744あるという。