破綻寸前の皆保険は大胆な改革を

日本の健康保険制度が危機に瀕している。誰でも医療を受けられる国民皆保険制度は、日本が世界に誇れる素晴らしい仕組みだからこそ、大胆にメスを入れて維持すべきである。

聴診器と電卓と領収書
写真=iStock.com/LittleCityLifestylePhotography
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日本では、大企業の従業員らが入る組合健保、中小企業の従業員らが入る協会けんぽ、それら職域保険の対象外の人が入る国民健康保険など、国民は必ずどこかの公的医療保険に入る仕組みになっている。

どの保険も財政は厳しい。健康保険組合連合会が今年5月に発表した2024年度予算見通しによると、組合健保は全国約1400組合のうち約9割近くにあたる1194組合が赤字。全体の赤字額は6578億円に達する。