PANA=写真
ギリシャ首相 Antonis Samaras(アントニス・サマラス)
1951年、アテネの裕福な家庭に生まれる。17歳でテニスの国内ジュニア大会優勝。米ハーバード大でMBA取得後、77年に国会議員初当選。財務大臣、外務大臣、文化大臣を歴任し、6月に首相就任。
政界の壊し屋、頑強な民族主義者、変節漢……。いいイメージはない。しかし選挙は強い。緊縮路線を継続しユーロ圏に残留するか否かが争点だった6月の再選挙は、勢いのあった反緊縮派の急進左派連合に、サマラス氏率いる保守系の新民主主義党(ND)が競り勝ち、3党連立政権を組んだ。これでギリシャのユーロ圏離脱から始まる“ユーロ崩壊”という最悪のシナリオは、ひとまず回避された。が、これで安心というわけではない。ギリシャ南部の裕福なエリート特権階級出身政治家が本気で構造改革を断行できるのか。そもそも今の危機をつくったのはND政権下の放漫財政。何より彼自身、建設的なことよりは分裂・混乱を生むことを得意とする。
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