松屋銀座の「銀座の男」市といえば、最高級品質の紳士スーツが手に入りやすい価格帯で提供される人気の催事。この5月には、かねてより女性客から要望のあった「レディースパターンオーダースーツ」が初登場した。生地は高級ウールを含む50種類から選べ、襟裏にはカラークロスを縫い付けるなど、高級紳士スーツに劣らぬ素材や仕立て。上下で3万9900円からという価格も人気で、13日間のモニター販売期間中にほぼ計画通りの448万円、119着を売り上げた。

利用者の多くは、30~50代の働く女性。「営業職の人が着たり、目上の取引先に会ったり、大事な会議でプレゼンするときなどに、“できる女”に見えるスーツを求めるお客様もいらっしゃいました」と松屋紳士部MD課の木村麻里氏。レディースパターンオーダースーツを手掛けるブランドには、ほかに「ポール・スチュアート」「ニューヨーカー」「23区」などがある。

(撮影=葛西亜理沙)
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