デンマークの玩具会社レゴ社はユーザーとの共創を積極的に進めた(http://president.jp/articles/-/2007)。この取り組みは日本にもある。世界デビューも果たした「初音ミク」である。アマチュアクリエーターによる二次創作を認めるクリプトン社の姿勢が、多くの創作を生み出した。神戸大学大学院の小川進教授が分析する――。
中国ではAKB48、EXILEより人気者
これまでユーザー・イノベーションというテーマで連載してきた。ユーザー・イノベーションの重要性や可能性の大きさを感じとってくれている読者は多いのではないだろうか。消費者イノベーションの長所を引き出すうえでカギになるものは何か教えてほしい。そう思う人がいるだろう。
消費者イノベーションを製品開発に組み込んで市場を活性化させる。その勘所を考えるにあたって参考になるのがクリプトン・フューチャー・メディア(代表取締役・伊藤博之、以下、クリプトン社)の先進的取り組みだ。
読者は「初音ミク」をご存じだろうか。「彼女」が歌う「Tell Your World」は、昨年12月から正月にかけて米グーグルが日本人向けにブラウザーをキャンペーンするCMのBGMとして使用され話題を呼んだ(http://www.youtube.com/watch?v=MGt25mv4-2Q)。同曲は今年1月18日に配信がスタートし、初日に米アップルが運営する音楽配信サイトの総合ランキングで1位を獲得した。
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