どうすればお金を稼ぐことができるのか。モナコ在住の起業家プロデューサーで美容家のエミチカさんは「稼ぎとは、誰かを幸せにした対価だ。モナコの大富豪たちは、そのことをよく知っているので、お手伝いをしなければ自分の子供に小遣いをあげない」という――。
※本稿は、『結局、「手ぶらで生きる女」がうまくいく』(PHP研究所)の一部を再編集したものです。
周囲に幸せを与える人ほど豊かになっていく
子どもから、「どうやったらお金を稼ぐことができるの?」と聞かれたら、何と答えますか?
「仕事をしたら、お給料がもらえるよ」
「物を売ったら、お金が得られるよ」
「ユーチューバーになったら、儲かるかもしれないよ」
どれもお金を稼ぐための方法ですね。
実は、これらの稼ぎ方には、重要な共通点があります。
それは、
「周囲に幸せを与える人ほど豊かになっていく」
ということです。
これは、商売の基本中の基本です。それなのに、脇目も振らずに仕事をしていると、つい忘れてしまうものです。
私も、経営者となって借金を重ねながらも地元の三重から東京に進出し、さらには、アジアまで進出してビジネスを拡大させていった時期は、商売の原点を見失っていたように思います。
「もっと目立てば、売り上げが上がるはず」「もっと広告を出せば、顧客が増えるはず」「もっとお金があれば、うまくいくはず」と考えては、空回りしていました。
そんな私に商売の原点を思い出させてくれたのは、モナコで知り合ったある経営者の女性でした。