自然な笑顔をつくるには、どうすればいいのか。臨床心理士の大橋しんさんは「自然で柔らかな笑顔をつくるためには、おでこ、まゆ、アゴをゆるめる必要がある。プロの俳優は表情をゆるめる技術をもっている」という――。
※本稿は、大橋しん、赤松かおり『すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ』(飛鳥新社)の一部を加筆、再編集したものです。
いつも「自然で柔らかな笑顔」でいる人の特徴
写真を撮られるときに、「はい、笑って~」などと言われたりしますね。私なんかは、言われるままに笑ったりしますが、これがどうしても苦手な人がいるようです。笑おうとしても、顔が引きつってしまうんですね。アドバイスを求められたので、私はその人にこう言いました。
「最初に少しビックリした表情をして、そこから緩ませるように笑ってみてください」
言われた通りにやってみたところ、その人にしては自然な笑顔ができたようで、非常に喜んでいました。
テレビでもネットでも、雑誌でもなんでもいいのですが、「笑顔が素敵な人」「やわらかい表情をしている人」を探してみてください。彼ら彼女らには、「おでことまゆが緩んでいる」という共通点があるはずです。
少しビックリした表情をするとおでことまゆが緩む
だからマネしようと思って、「おでことまゆを、緩ませよう!」と努力してみたところで、なかなかうまくいくものではありません。
でも、「少しビックリした表情をする」ことは、誰でも簡単にできますよね。ビックリした表情をすると、必ずおでこもまゆも緩みますから、誰でも一瞬で表情を柔らかくすることができます。したがって、そこから笑顔をつくるのも簡単、というわけです(もし可能なら、今ここで試してみてください)。