子供がすいすい東大に合格する母親はどんな教育をしているのか。「プレジデントFamily」編集部は、シングルマザーで息子2人を東大に入れたたかせみほさん、長男が東大、次男が京大に進んだ母学アカデミー学長の河村京子さん、4人の子供全員が東大医学部の佐藤ママこと佐藤亮子さんに、家庭でのとっておきの学習法や育て方を聞いた――。(後編/全2回)

※本稿は、『プレジデントFamily2022年秋号』の一部を再編集したものです。

東京大学・赤門
写真=iStock.com/ranmaru_
※写真はイメージです

Q 子供が「調子に乗った」ときはどう言いましたか

●佐藤家

調子に乗ることはあまりなかったですね。

●河村家

自分が頑張ったときは、調子に乗ってもいいんじゃないですか。私も調子に乗るほうなので(笑)。次男はよく「自分は天才だ!」と言っていましたが、「そう思っているのね」と流していました。

賞を取ったとき、取れなかった人もいるのだから、自慢しちゃダメ、という親もいると思いますが、努力の結果の賞なのだから、素直に喜んでいいと思います。もちろん、「おまえはダメだな」など、人をさげすむような言動をしたときは、それは違うよ、と伝えました。

●たかせ家

漢字検定で表彰されたとき、公文で学年をかなり先取りしていたときなど、調子に乗っているな、と感じたことはあります。「僕、やったよ」とか「僕、すごいよね」とか。家の中で大いに喜ぶのはいいけれど、外でそれをすると自慢になっちゃうよ、と伝えました。頑張っても伸び悩んでいる子もいるはず。その子の気持ちも考えてねと。

スイミングの進級テストで、次男が長男を抜かした時期があるんです。そのときもかなり得意げでした。それは家の中でのことではあったけれど、お兄ちゃんの気持ちを想像してみて、と言いましたね。

頑張った結果なので、嬉しい気持ちもわかるし、子供だから自慢もしたくなると思うのだけれど、それを聞いたり見たりして、嫌な思いをする人がいるかもしれない。そういうことを伝えました。

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