※本稿は、『プレジデントFamily 中学受験大百科2022』の一部を再編集したものです。
前編(導入編、実体験編)から続く
勉強編 4年生の計算と漢字まで予習を
応用問題は家で取り組まなくていい
低学年からやっておくべき計算と漢字の予習とは、どういうものなのか。目安としては3年生の秋までに1年半先の4年生の分野まで終わらせておくと、入塾テストにも入塾後の受験勉強にもいい効果がある。
「入塾テストの算数では図形の問題はあまり難しいものは出ませんが、かっこがある四則計算など4年生で習う分野が出題されます。それに塾に入ってしまうと丁寧に算数の計算を勉強する余裕はないので、入塾前に予習しておくといいですよ。漢字も同様で、4年生で習う漢字は読みと書きの両方を予習しておきましょう」
1年半も先取りというと大変そうだが、市販のドリルで「4年生の計算」「4年生の漢字」といったものをやるという程度で十分だそうだ。
また計算はただ単に正解を早く出せるだけではなく、計算の意味も理解しておくことが肝心だ。
「『100は25が四つ集まっている』『15分が四つで60分になる』といった“数のイメージ”を身につけておいてほしいのです。『□×8=48』といった虫食い算をやるのもいいでしょう。クイズのように『答えが27になる九九はどれだろう?』とか、『4にいくつ足したら13になるかな?』とお子さんに質問してもいいですね」
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