来年3月のWBCでの進化に期待
村上宗隆がMLBで通用するかどうかの「鍵」もここにある。彼はNPBでは向かうところ敵なしになったが、それはあくまで日本でのことだ。
多くの打者は「NPBで実績を残したのだから、MLBでもそこそこ通用するだろう」と思って海を渡るが、そうではなくて「1からMLBの野球に対応できる身体、技術、マインド」を身に付けることができるか、がカギなのだ。
22歳の村上が現状に満足することなくグレードアップできるなら、MLBでの可能性も開けるだろう。
村上宗隆の現時点での長打率は.589だが、MLBに行ってどんな数字を残すだろうか?
来年3月には第5回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)が行われる。今年はアメリカが本気で、若手の強打者が早くも参加を表明している。
侍ジャパンの不動の4番打者になるであろう村上宗隆にはマイアミで行われる準々決勝以降で、MLBの「最新のスター選手」たちの野球に触れて刺激を受け、さらなる「進化」を目指してほしい。