就職や転職の面接のコツとは何か。転職コンサルタントの井上和幸さんは「自己アピールなど一方通行のプレゼンになっていると失敗する。双方向のコミュニケーションになるように、共通の話題を見つけられるといい」という――。
面接
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敗因は「自己アピールをしっかりしなければ」

就職や転職の面接では「自己アピールをしっかりしなければ」と気合を入れて臨む人が多いでしょう。ところが、これが結果として敗因になっているケースを、これまで嫌というほど、見てきました。

面接で失敗する人は共通して、相手が聞いていようがいまいがお構いなしに、怒濤どとうのごとく自分の話をします。もちろん面接はあなたの話をする場ではありますが、面接相手があなたの「何を」聞きたいと思っているのかを認識せず、一方的に話をするのがこのタイプの特徴です。

面接に同席していてヒヤヒヤするのは、面接官が明らかに「もうその話はいいよ」と思っている表情です。聞かされる側は冗長な話にイライラしているのが分かるのに、当の本人は緊張で舞い上がっているのか、それに気づくどころか、輪を掛けて切れ目なく話し続ける人も……。このコミュニケーションだけで、既に負けは確定です。

面接に受かる人がやっているうまい会話の回し方

この手の人に企業が疑念を持つのは、平素でも「自分がどう思われているか」を感じ取ることができない人だと見るからです。

対外的にも(クライアントやベンダー)、対内的にも(部下や上司、同僚)望ましいコミュニケーションを行うことは難しく、結果として仕事の質に期待できないだろうと判断されます。

優秀な人は、面接相手が求める質問にだけ回答します。

相手がどう感じているかを、常に表情から探り、場合によっては「このお話でよろしかったでしょうか?」などと、しっかり確認を入れます。

面接で自己プレゼンテーションを求められている場合であっても、相手とのキャッチボールを欠かしません。