常に二人三脚で対話を繰り返す

番組の内容を記した大量の付箋紙。「ああでもない、こうでもない」と議論し、貼っていく。

番組の内容を記した大量の付箋紙。「ああでもない、こうでもない」と議論し、貼っていく。

安川氏のいう「仕掛け」は、ドラマだけではない。サブプライム・ローンが証券化を経て世界中に流通していくさまをラグビーにたとえ、実際にラグビー場で撮影した映像を解説場面に挿入したのだ。

「これは取材映像の編集作業中に、ディレクターや編集マンと話し合っているときに思いつきました。ふつうならCGを使って説明するところですが、CGくらいでは誰も驚きません。今はもっとアナログで、手触り感のあるほうが面白いんじゃないかと考えたんです」

番組の編集作業は放送1カ月前からスタートする。残された時間は少ない。だが、取材を担当するディレクターや他のCPに意見を聞くと、口々に「面白い、やろう」という。そこで急遽、新たなロケに入ることになった。