大きくなっても小さな加賀屋でいく

接客への自信が「おもてなし会議」を活発化!
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接客への自信が「おもてなし会議」を活発化!

旅館の巨大化があるジレンマを生み出したのも事実だった。現在、加賀屋の社員は360名。バブル期をピークとした設備の拡張の中で、「客室係の顔や名前を覚えることも追いつかない」という時期もあった。その中で、いかにして前述の“精神”を守り抜いていくのかは、常に課題として意識されてきた。

「“大きくなっても小さい加賀屋でいこう”がスローガンです。そして、そのために必要なのは、お客様の満足度は働いている側の満足度があって初めて成り立つ、ということです」と真弓さんは言う。