どうすれば株式投資で儲けられるのか。株式投資で3億円超の資産を築いたはっしゃんさんは「株価に大きな影響を与えているのは外国人投資家。彼らが好む指標はチェックしたほうがいい」という――。(第3回/全3回)

※本稿は、はっしゃん『株で資産3.6億円を築いたサラリーマン投資家が教える決算書「3分速読」からの“10倍株”の探し方』(KADOKAWA)を一部抜粋・再構成したものです。

成功
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日本株の売買高7割を占める外国人機関投資家

成長株にとってPER(株価収益率)と同等または、それ以上に重要な指標となるのがROE(株主資本利益率)です。

PERは株価とEPS(1株純利益)を比較する指標なのに対して、ROEはBPS(1株純資産)とEPSを比較する指標です。

まず、ROEの計算式を紹介すると、

ROE=純利益÷純資産(%)

となり、純資産(≒自己資本)が生み出す利益の割合を表します。

日本株の売買高の6~7割は外国人機関投資家によるものです。特に大型株が集まる東証1部では、その傾向がより顕著になります。外国人投資家が日本株の影の主役である以上、彼らがどんなポイントで投資する企業を決めるのかは、知っておくべきでしょう。それがROEだと言われています。