どうすれば株式投資で儲けられるのか。株式投資で3億円超の資産を築いたはっしゃんさんは「成長株を見きわめるには、決算書を読めばいい。ポイントを押さえれば1銘柄3分でジャッジできる」という――。(第1回/全3回)

※本稿は、はっしゃん『株で資産3.6億円を築いたサラリーマン投資家が教える決算書「3分速読」からの“10倍株”の探し方』(KADOKAWA)の一部を再構成したものです。

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写真=iStock.com/Galeanu Mihai
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決算書こそ「上がる株」を探す鍵

私が株式投資で築いた金融資産は2021年8月5日時点で、3億6146万円。業績と株価が右肩上がりで連動している成長企業への長期投資を中心に増やしました。

当たり前ですが、株式には「上がる株」と「上がらない株」があります。では、「上がる株」と「上がらない株」の違いって何でしょうか?

実は、「上がる株」と「上がらない株」の違いは業績にあります。

さらに言うと「上がる株」にも、「短期で終わる株」と「長期で上がり続ける成長株」の2種類があります。あなたは「短期で終わる株」と「長期で上がり続ける成長株」のどちらを買いたいと思いますか?

この2つの違いも業績にあります。好調な業績が一時的なブームで終わってしまうのが「短期で終わる株」。業績好調が5年10年と続いていくのが「長期で上がり続ける成長株」です。プロの機関投資家や中・上級者以上の個人投資家は、ほとんど業績を見て株を買っています。その業績というのが、要するに決算書になります。

株価が上昇する原動力になるのは業績ですから、プロの機関投資家に比べて情報量の少ない私たち個人投資家が「業績がよく、成長が期待でき、株価が上昇しそうな会社」を探し出すには、決算書を読めるようになることが一番の近道となります。