家計の支えは牛3頭 「先輩移住者」の本音

10年前、筆者が田舎暮らしの物件を探すのには、田舎物件専門の不動産屋に会員登録して、送られてくる物件情報誌の中から気に入ったものがあれば、現地を紹介してもらうという方法をとった。

牧場の周囲に生える草がそのままエサになる。完全無農薬で牛はすくすく育つ。

今では、いろんな自治体が盛んに「田舎暮らし見学ツアー」を開催している。田舎に住まいを構え、そこを生活の場とする場合、取り返しのつかない失敗は避けたい。それには、不動産屋の「いい話」だけでなく、移住者たちの「生の話」が役に立つだろう。