震災後、一人暮らしが不安になった高齢の親が、現役世代の息子や娘の元へ身を寄せる「にわか同居」が増えている。
なかには、短期間のつもりで呼び寄せたら、「私の勤務中に、ご近所のインターホンを押しまくり大騒ぎに。認知症がすすんでいてビックリ」(40代 情報会社勤務・シングル男性)など、離れていては気づかなかった親の老化に直面し、目の前が真っ暗になるケースも少なくない。こうした例によるまでもなく、親の介護が気になる現役世代は多いはずだ。そこで気になるのは、やはりマネーだが……。
介護費用は子育てと違い、先が見えないだけに不安が募る。平均的な介護期間は4年7カ月(生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」平成21年度より)。介護保険サービスの一人当たりの月額は、介護度が重くなれば上がるが、平均で自宅の場合1.1万円、特別養護老人ホームなどの施設入所の場合で、3.3万円となっている。だが残念ながら平均値は気休めにしかならない。個人差があまりにも大きいからだ。
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