ご飯の量も競い合うラグビー部の次男・三男
まず子供を持つ持たないは、あくまでもそれぞれの夫婦の考え方によります。子供を持つことだけが夫婦の幸せというわけではありません。
また人数についても同じです。多いことだけが幸せというわけではありません。
このことを前提に、うちの家族のことを言えば、子供が多いとそこだけでコミュニティーが出来上がるなー、ということをつくづく感じますね。子供たちが小さいときにもそれなりのコミュニティーが出来上がりますが、ある程度大きくなると、かなり自律性を持ったコミュニティーになります。
親が一々言わなくても、子供どうしで学んでくれる!! と言いたいところですが、こんなことを言えば、妻から猛攻撃を受けるでしょう。
私が手取り足取り、一々すべてのことを言ってるの!! と(汗)
妻の子育て・指導があることを前提に、三女、四女は、学校から帰ると携帯をいじりながらリビングで一緒に過ごしています。2人ともBTSにハマりまくっているので、いつも一緒に動画を観ています。
そしてちょいちょい喧嘩が挟まります。そこに次女も加わります。
次女は、三女四女を連れて、買い物などに連れて行ってくれます。
次男、三男は高校生でラグビー部所属です。別の高校です。お互いに身体を鍛えることを競い合っています。ご飯の量も競い合っています。風呂から上がって、お互いに筋肉を見せ合っています。今のところ、次男が圧倒的に勝っています。
2人で、ラグビーの試合の録画をよく観ています。タックルの型を確認し合っています。こないだ、高校の同級生から、僕が高校生のときの試合の録画DVDを借りてきました。全国高校ラグビー、いわゆる花園での試合です。
うちのチームは花園で3回戦まで進み、ベスト16になりました。最後は強豪伏見工業に負けました。
これまで子供らにその話をしても、当時大阪全体のレベルが低かったんだろうと言って、うちの高校のレベルを認めようとしません。子供らが、今年の正月の花園の試合を観て、東海大仰星が強い! 大阪桐蔭が強い! と言うもんですから、そういうところとパパらは張り合っていたんやぞ、と言ってやりました。しかし子供らはまったく信用してくれません。
僕のメディアでの発信について子供たちと議論することも
そこで同級生にDVDを借りて、子供たちに見せてやりました。そうしたら、速い!! うまい!! と声を上げていました(笑)
フォワードがボールの周りにうじゃうじゃ湧いてくる!! と興奮して観ていました。父親としてこれ以上ない至福のときでしたね(笑)
このラグビー談議に剣道をやっていた長男は入ってこれませんが、長男は現在、司法試験の受験中です。難題にぶつかって僕に聞いてくることがあるのですが、即答してやると、何でそこまで覚えてるの? と言ってきます。これまた至福のときです。
長女は社会人で、兄弟姉妹を統率しています。長女に反抗できるものはいません。特に三女は、長女を苦手としており、家族で出かけるときには、長女が来るのかどうかをいつも気にします。
次女と次男は中間子として馬が合うようです。次女は大学生、次男は高校三年生なのですが、子犬のようにじゃれ合っています。
長男は優しく、特に三女、四女から慕われています。長男、三男は、三女四女に勉強を教えてくれます。
長女、長男、次男、三男とは、僕がメディアで発言したことについて、色々議論するようになりました。
そこで参考になる意見は、すかさずメディアにおいて、さも自分の意見のように喋っています。
これまで仕事を理由に子育てを全くしてこなかったのですが、このような子供たちになりました。全ては妻の子育て・指導のおかげです。
(ここまでリード文を除き約1500字、メールマガジン全文は約1万600字です)
※本稿は、公式メールマガジン《橋下徹の「問題解決の授業」》vol.246(5月4日配信)から一部を抜粋したものです。気になった方は、メールマガジン購読をご検討ください。今号は《【有事の命令権】「お願い」「要請」で痛みを押し付ける詭弁の政治は終わりにしよう》特集です。