【横山】ハチロクのワンメイクレースとか、非常に盛んにモータースポーツを今やってらっしゃいますよね、社長ご本人が先頭に立って。
【野地】今もよく乗っていて、年齢は僕より1個上で64ですが、本当に走るのが好きなんでしょうね。
レースは音楽的な刺激を与えてくれる
【野地】横山さんもレース、ミッレ・ミリアじゃなくてスピードレースも出ているんですか。
【横山】まあほんとちょびっとですけど、鈴鹿のゴールデントロフィーレースとか、あと筑波のJCCAとか、あと袖ヶ浦のフォレスト・レースウェイとかの、サンデーレースというんですか、そういうのは時間さえあれば。
【野地】今も現役で。どんなクルマで出るんですか。
【横山】僕はBMWです。
【野地】レース用に改造して。
【横山】ほぼノーマル、あんまり改造しちゃいけないクラスなので。1971年式の2002というやつです。
【野地】最高速度はどれぐらい出るんですか。
【横山】メーターがないんでわからないんですよね。タコメーターしかないんで。
【野地】タコメーターなんだ。でも、体感でいうと……。
【横山】筑波は最高速、そんな出なくて140、50キロじゃないですかね、どんなに出ても。出る前にカーブが来ちゃうんで。富士の直線だと200以上出ますけど、第一コーナーが怖すぎる(笑)。で、鈴鹿の場合、東コースしか走っていませんが、本コースのスプーンとかデグナーとか怖いコーナーがないから楽しく走れました。
【野地】やっぱり怖いものなんですね、レースは。レーサーをやってると歌にも反映されますか。
【横山】そうですね、運転中にパッとフレーズが浮かんだりとか。レース中には浮かばなくても、あとからこう音楽的な刺激が……。やはり影響はありますね。(つづく)