今も月1回は会っているが、養育費はもらっていない

――その後のBさんとの関係は?

養育費は今もくれてへんし、2度目、二人連れて別れるとき、そもそも期待してへん。それでもBとは、今も月1回は会ってる。子どもらに会いたいってことで。うちに対しては、「子どもらに気持ちが残ってるし、復縁したい」って言ってくれるんやけど、うちはそんな気一切ない。だって、2回目の離婚のときに、家を出て行く方を選んだやろっていう話やん。3回目は、さすがにないで。

――お子さんたちに対して思ってることは、何かありますか?

西牟田靖『子どもを連れて、逃げました。』(晶文社)
西牟田靖『子どもを連れて、逃げました。』(晶文社)

普段、父親なしで育ててるから、そのことは二人に悪かったなって思ってる。ある程度の年齢になったら、自分で考えて、会いたいかどうか選べるやん。だから、会うかどうかは任せる。会いたくなかったら、会わなくてええんちゃうかな。

今はなんとか福祉のお世話になりながら暮らしてるけど、ゆくゆくは、また仕事したい。仕事する姿を子どもらに見せたい。いつまでも福祉に頼るっていうのも、気が引けるしな。

――これまでのことを振り返って、今の生活をどう思いますか? 池脇さんにとって、お子さんたちはどんな存在ですか?

二人の子どもがいてなかったら、病気でもっと自分が崩れてたかもな。この子らが成人するまでは、なんとか元気でおらなあかんやろ。子どもらがおるから、頑張らなあかんって思うしな。結局は、子どもらがおるからこそ、今が一番、幸せやわ。

【関連記事】
「セックスレスの結婚生活に意味はない」39歳女性は不倫を自白して貧困シングルマザーになった
「2匹が寄り添うように死んでいた」孤独死現場に残されたペットたちの末路
6500万円のマンションを買った夫婦が、いま「月12万円の賃貸」に住んでいるワケ
「外食代の節約10年で755万円」1億円貯めた女性が毎日食べているもの
モンスター親をふるい落とす名門校の質問