>>倉重英樹さんからのアドバイス

多くの人が管理職に昇進する年代である。そういう人に私は言いたい。

「管理職ではなく、リーダーになろう」と。上から命じられてなるのが管理職、下から担ぎ上げられてなるのがリーダーである。実績がなく、上司の覚えがめでたいヒラメ社員でもなれるのが前者であり、下からの人望や期待、目に見える実績がなければなれないのが後者である。自分の夢や目標を語る、オープンで有言実行タイプがリーダーに適任だ。

管理職が不要になりつつあるのは時代の要請でもある。昔の階層型組織は、上から下される命令が絶対で、その枠からはみ出ないように部下を管理するのが上司の役割だった。ところが職場にコンピュータが入ったことで、人が人を管理する必要性が急減した。部下が成果を出せる環境をいかにつくるかのほうが重要になったのだ。組織が階層型からネットワーク型へ移行するのに伴い、管理職からリーダーへの転換は必然なのである。