仲良しクラブから脱却できない上司

私はサラリーマンも自前の会社の社長も経験済みですが、どうも日本人の上司は、自分に似たタイプを部下に持ちたがる。かみついてくるような部下を避け、お山の大将であり続けたいと思うのでしょうかね。とりあえずの仕事はできるのかもしれないが、守備範囲も狭くて価値基準が狭いくせに、自分の言っていることが正しいと思っている上司をいっぱい見ましたよ。

ゼンマスター 室町憲寿氏
ゼンマスター 室町憲寿氏

そういうヤツはだいたい高学歴。偏差値教育がただの去勢工場なのだということが、よくわかりますよ。部下は部下で、SNSなんかで「いいね」を求めるだけのもっと狭い領域でしか活動しない。そんな上司と部下がついつい、仲良しクラブをつくっちゃう。