失職リスクが高いのは、飲食業、販売業、建設業、警備業……

みずほ総合研究所も、テレワーカビリティの低い仕事とAIなどに代替される仕事には関係があるという調査結果を発表している(「コロナショックと労働市場」2020年7月15日)。

同調査では、アメリカの職業分類ごとに算出した「雇用の自動化リスク(ロボットやAIなどに仕事を奪われやすいかどうか)」の確率と、米国労働省が算出したテレワーカビリティを並べて比較している。

寿司を作るロボット
写真=iStock.com/Itsanan Sampuntarat
※写真はイメージです

その結果、「雇用の自動化リスクが高いほどテレワーカビリティが低いという関係がみられる。デジタル化というメガトレンドが、コロナショックによって雇用面で加速するというストーリーは説得的である」と述べている。

ではどんな職業が失われていくのかを見てみよう。

1:<自動化リスクの確率が50~80%でテレワーカビリティが10%以下の職業>
飲食業の職業
土地・建物の清掃、メンテナンスの職業
建設・採掘の職業
設置、保守、修理の職業
生産の職業
運輸・運搬の職業
販売・営業の職業
事務/管理補助の職業
2:<自動化リスクが30~40%超でテレワーカビリティ10%以下の職業>
医療補助の職業
保安・警備の職業
ケアとサービスの職業
3:<テレワーカビリティが40~60%と高いが、自動化リスクが30%以上の職業>
ビジネスと財務の職業
法務の職業

これらはアメリカの職業分類(大分類)のうち、軍隊と農業・漁業・林業を除いた21職種のうち13を占める。コロナ感染が長引けば、上記の1の職業が最初になくなるか減少し、その次に2の職業、3の職業という順番だ。