本当に必要なのは、頑張ることではない
子育て、家事、仕事、家計管理、人付き合い。毎日やることであふれ、気づけば1日が終わっている。ちゃんとやりたい気持ちはあるのに思うように進まない。やってもやっても終わらないまま朝がまた来る……そんな感覚を抱えたことはありませんか?
日々の暮らしは、本来は単純な作業の集合体です。でも、同時進行が重なり、順番が崩れ、気づけば絡まり合っている。多くの人は、もっと頑張ればほどけると思い込んでいます。でも、絡まった毎日をほぐすために本当に必要なのは、実は頑張ることではありません。
私はお片づけプランナーとファイナンシャルプランナーとして活動しながら、6人の子どもを育てています。どうやってそんな生活が成り立つんですか? とよく聞かれますが、特別な能力があるわけではありません。今回は、大家族ママFPが実践する、子育て・家事・仕事を両立させるための、「絡まる毎日のほぐし方」をお伝えします。
パズルが難しければ、ピースを減らせばいい
子育て中の毎日は本当に目がまわるくらいの忙しさです。子どもの世話、学校や保育園対応、洗濯、料理、片づけ、掃除などの家事、仕事、家計管理、親族や地域との付き合いなどなど、どれか一つでも滞ると、他も連鎖的に滞っていきます。しかも、放っておくとタスクは年々積み重なって増えていきます。子どもが成長すれば行事は増え、提出物は増え、役割も責任も増える。仕事も年数とともに求められることが増えていきます。それなのに今までと同じ感覚で暮らしを回そうとしてしまいます。だから苦しくなるのです。
片づけや家計相談で必ず聞く言葉は、「時間がない」「余裕がない」「やるべきことが多すぎる」。でもそれは、みなさんが怠けているからでも、能力が足りないからでもありません。単純に、パズルのピースが増えすぎているだけなのです。
ちょっと考えてみてください。小さいこどもは2ピースのパズルから始めます。2ピースなんて大人から見るととても簡単! でも300ピースのパズル、1000ピースのパズルだと、どうでしょう? 同じ絵だったとしても、ピースが増えると難しくなると思います。日常のパズルも知らない間にどんどんピースを増やしてしまって、完成させるのが難しくなっているのです。

