※本稿は、マシュー・サイド『きみはスゴイぜ! 一生使える「自信」をつくる本』(飛鳥新社)の一部を再編集したものです。
自撮りだって続ければ自信づくりの役に立つ
何かをすごくうまくなるのって、君が思ってるほど難しくないよ。本当はだれだって、ほとんど何でも、今よりずっと上手になれるんだ。
でも君は忙しい。そうだろう?
無理もないよ。やらなきゃいけないことがいっぱいある——スポーツに趣味、友だちとも遊ばなくちゃいけないし、それから宿題も……。ひととおりこなすだけでも難しい。ぜんぶ人に負けたくないと思ったらもっと大変だ!
そこでこの本の出番なんだ。この本には、どうやったらふつうの子がスゴイ子になれるのか——スポーツでも仕事でも、自分がキワめたいことで最高の結果を出せた人だけが知っている、とっておきの方法が書かれている。
テストでラクラクといい点ばかり取る友だちがいる、憎にくたらしいほどテニスがうまいお兄さんがいる、あるいは、自分は何がいちばん得意なのかさえよくわからない——そんな君のためにこそ、この本はあるんだ。
あ、ちなみに、クラスで数学がいちばんの子、ピアノがものすごくうまい子……もし彼かれらが「ぜんぜん練習や勉強をしてないよ」と言っても信じちゃいけない。たぶんウソだからね……。
自撮りの名人だって、ひとりでこっそり練習しまくってる。絶対に。
子どもたちの3分の2は、今は存在していない仕事を将来する
知ってるかい? 今の子どもたちの3分の2は将来、今はまだ存在すらしていない職業に就くんだ。
おどろいちゃうよね……。でもまだあるよ。君たちは平均すると、一生のあいだに少なくとも17の異なる仕事に就くと言われている(1度に全部の仕事をするわけじゃないから、心配しなくていい)。
ぼくたちの世界は今、モノスゴイ速さで変わりつつある。どうやって合わせていったらいいのか、不安に駆られても無理はないんだ。
「はたして自分の頭でやっていけるだろうか」と思ったり、「失敗したらバカだと思われるんじゃないか」と挑戦するのがコワくなったりする。あげくに、試そうともしないうちから尻ごみしてしまうんだ。
こんな調子で、さまざまな「不安」や「心配」が君にブレーキをかける。そこで、どうやったらそれらを克服できるか考えてみよう。備えあれば憂いなしだからね。
ぼくたちが何かをしようとするとき心にかかるブレーキを、どうやって外せばいいだろう? 君へのミッションは、マインドセットについて考えることだ。