新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言を受けて、全国のパチンコ店に休業要請が出ている。生涯2000万円以上をパチンコにつぎ込んだパチンコ中毒の内田勝太さん(仮名)は、「パチンコ業界の未来を想うからこそ今は自粛している」という。そんな彼が、自粛を乗り切るために実践しているテクニックとは——。
夜の新宿のパチンコ店にて
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自粛要請が出て、全国のパチンカスは今…

「パチンコやめたら退屈で死んじゃうよォ!」そう思って生きている人間が世の中にはいる。何を隠そう筆者もその一人だ。普段ならパチンコが必要か否かという議題はちゃんちゃらおかしい。だが、今、世界は未曽有の危機にひんしている。ご存じの通り、世界各地で「新型コロナウイルス」が猛威を振るっているのだ。感染者、死者数は増え続けており、外国では「ロックダウン(都市封鎖)」をしている国も多数出てきている程である。

そんな中、日本も事態を重く受け止め、4月7日から7都府県において「緊急事態宣言」が発令され、その後全国に拡大された。その結果、日本全体で不要不急の外出自粛が要請され、さまざまな店舗においても休業要請が出された。そんな最中、果たしてパチンコは必要なのだろうか。

パチンコは大衆娯楽である。大衆娯楽というからには娯楽なので、当然不要不急に該当する。言うなれば今の時期に必要無いということになる。緊急事態宣言ではパチンコ屋にも休業要請が出ている。大手パチンコチェーン店は軒並み臨時休業を発表し、開店しているパチンコ屋の方が少ない状態になっている。

こんな状況下で、パチンコが好きで好きで仕方が無い人や、パチンコに依存している人(以降は主にネット上での俗称である「パチンカス」という言葉で総称させていただく)はどうしているのかという疑問が出てくる。パチンカスは本当に外出を自粛して、パチンコ・パチスロを打っていないのであろうか。