大手法人は営業自粛したが…。

新型コロナウイルスの影響で、2月29日から東京ディズニーランドやユニバーサルスタジオジャパンは長期休業に踏み切り、コンサートや演劇などは軒並み中止、延期を余儀なくされている。さらには東京オリンピックの1年延期、プロ野球やJリーグといったスポーツの開催時期も未定。そして飲食店や居酒屋などは来客が落ち込み窮地に立たされている。

そんな状況の中でも営業を続けていたパチンコ店。ことあるごとにバッシングを受ける業界なだけに、世間が自粛をしている中、煌々こうこうと光を放つパチンコホールに対して世間の反感が少なからずあったのは事実だ。

パチンコ店の様子

思い返せば2011年の東日本大震災で節電や自粛を迫られていた時も、パチンコ店は営業を続けバッシングを受けた。そんな教訓もあってか、全国のパチンコ店が加入している全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)は、加盟店に対して2月28日に広告宣伝行為の自粛を求めた。これによって、テレビや新聞の折込チラシ、ダイレクトメール、インターネットなどの媒体で集客目的の広告宣伝の中止、さらに看板の消灯、営業時間の短縮などが行われた。

そして、多くのパチンコ店では早い段階でスタッフのマスク着用、遊技台の消毒という措置が行われていた。さらに、とあるホールではマスクをしていないと、開店前の入場抽選を受けることができないといったルールを設けて話題になった。こういった独自の感染予防対策を講じていたが、パチンコ店は不特定多数が集まり感染リスクが高い「3密」に値するのではとの声が絶えない。

ただし、遊技者はパチンコ台に向かい合っており、人と会話をすることは少ない。そして、パチンコユーザーの喫煙率が高いという理由でパチンコ店は換気を多く行っている特性もあることから、感染リスクは低いという説もある。そして新型コロナウイルスに感染した人が気づかず遊戯をしていたことはあっても、クラスター化したパチンコ店は執筆時点で確認されていない。楽観視はできないが、パチンコ店はイメージされるほど危険な場所ではないのかもしれない。