外出自粛と在宅勤務で生活リズムが変わると、食生活も乱れがちだ。太らず、健康的に過ごすには、いま何を食べればいいのか。骨格筋評論家でボディビルダーの岡田隆氏は「ダイエットはコンビニ飯で事足りる。炭水化物は制限しすぎなくていい。大切なのは、PFCバランスだ」という——。

※本稿は、岡田 隆『ビジネスパーソンのための筋肉革命』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

チャーシューの載ったしょうゆラーメン
写真=iStock.com/kazuhide isoe
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ダイエットで炭水化物を恐れすぎてはいけない

2020年4月現在、日本だけなく世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。「3つの密」をさけるために自宅で待機している人も多くいるかと思いますが、そんな時、気になるのが健康的な栄養の摂り方。ついつい、ラーメン、パスタ、チャーハンと簡易な食生活になりがちな今、私がおススメする食事法をまとめてご紹介しましょう。

「手っ取り早く体重を落としたい」と願う人が一度はハマるのが「炭水化物制限ダイエット」。炭水化物を減らすのは、わかりやすいので実践しやすい。「炭水化物を食べれば太る。食べなければ痩せる」と単純に認識している方も多いでしょう。

ですが、ボディメイクのプロとしてお伝えしたいのは、「炭水化物を恐れすぎるな」ということ。3大栄養素の項でもふれましたが、タンパク質、脂質、炭水化物(糖質)は生存に必須であり、どれかを極端に制限すれば、必ず体に悪影響が出てきます。

たしかに、意識せずに暮らしていると、朝のパン食、昼のラーメンやパスタ、夜はチャーハン、と炭水化物に偏りがち。とはいえ、炭水化物はエネルギー源ですから、すべてをカットしてはいけません。

では、どうするか? そう、「選び方」で解決できるのです。