外出自粛と在宅勤務で運動不足の人が増えている。そうした「コロナ太り」を防ぐにはどうすればいいのか。骨格筋評論家の岡田隆氏は「いま、最強のエクササイズは自宅の階段の上り下りだ。尻と足に強烈な刺激を与えることで新肺機能の強化につながる」という——。
※本稿は、岡田 隆『ビジネスパーソンのための筋肉革命』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。
自重トレの最高峰「階段」に戻る時代がきた
2020年4月現在、日本だけなく世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。「3つの密」を避けるために自宅で待機している人も多くいるかと思いますが、そんな時はどうしても運動不足になりがち。
そこで私がおススメするエクササイズは「階段」を使ったもの。早速、その方法をご紹介していきましょう。
時代の転換期には「変わるもの」に注目が集まりがちですが、その陰には「変わらないもの」の存在があります。体づくりはどちらかというと後者であり、なかでも令和の時代に私が推したいエクササイズは、古から存在する「階段」の上り下りです。
本来ならば、日常の活動で多く出くわすはずですが、バリアフリー化の浸透によって、十段足らずでもエスカレーターやエレベーターが設置されるようになったため、下手したら年単位で階段移動をしていないという人もいるかもしれません。
バリアフリー的にはもちろん良いことですが、2本の足でしっかり動ける皆さんは、そろそろ階段に戻りましょう。