メジャーと日本野球の決定的な違い

将来、僕が指導者になったら……ですか?(笑) めっちゃ練習させるコーチになると思います。走り込みも投げ込みもさせる指導者になるでしょうね。今の時代、受け入れられないと思いますよ(笑)。

上原浩治氏
上原浩治氏

渡米した当初は「全体練習、短いっ!」って感じました。でも、米国は個人でやるんです。ベテランほどハードな練習をしていました。だから米国のほうが練習時間が短いかっていわれたら、そうでもないと思う。全体でやるか、個人でやるかの差でしょうね。米国だと自分で鍛えたい部位やトレーニングがあって、自分で考えてやりたいことができましたけど、日本だと、「これをやってください」となる。考えて練習ができたのは米国ですね。僕には合っていました。

メジャーから日本に戻って感じたのは、総じてピッチャーの練習量が減っていることです。今だとキャンプで100球投げたら「よく投げたな」って言われるけれど、僕のときは、毎日100球は投げていました。半分とはいわないけれど、練習量は3分の2ぐらいに減っているんじゃないかな。

僕は、ピッチャーは投げ込むべきだという意見です。どれだけウエートトレーニングしても、投げる筋肉は実際に投げないとつかないと思う。投げ込みは土台づくり。結果は練習に比例する。練習しなくても1年はできるかもしれない。でも投げ込まないで10年間一線で活躍できるかといったら疑問ですね。