2019年11月20日、安倍晋三氏は憲政史上最長在任の首相となった。3000日近く政権のトップに立っていた安倍首相は、結局なにを成し遂げたのか。経営コンサルタントの小宮一慶さんは「2013年4月から始めた『異次元緩和』などでは一定の効果を出しましたが、目先のことばかりに懸命で、高齢化・人口減少社会に対する根本的な対策は何も打ち出せなかった」という――。
最長の安倍政権の経済政策を検証する
2020年の日本経済は、はたしてどうなるのでしょうか。
日本経済に大きな影響を及ぼす米中摩擦が2020年の最大の懸念材料となりそうですが、近頃、米国の金利低下により住宅価格が上昇しはじめたのは好材料です。
2019年11月20日、安倍晋三氏は憲政史上最長在任の首相となりました、今回は、その期間の経済政策を振り返ることで、日本経済の今と未来を探りたいと思います。