披露パーティーを開いてみてはどうでしょう

一般の人も、新居が完成してそこに移ることになったら、挨拶の品を持って近所を回るだけでなく、披露パーティーを開いてみてはどうでしょう。

「実は近々、新居の披露パーティーを開くことになっているので、もしよかったらご家族でいかがですか。僕の友達も来ることになっています。お子さんもご一緒に」などと誘うわけです。

パーティーでは、「ご近所の一員として、ゴミ拾いなどもきちんとやりますので、何かありましたら言ってください」と伝えるのもよいでしょう。

大してお金もかからず、その気になれば誰でもできるのに、面倒くさがってやらない人が意外と多い――ということがあります。転入の挨拶や町内の集まりなどもその1つ。富裕層には、そうしたことを面倒がらずに、愚直にきちんとやっている方が多いのです。

もう1つ、思い出したことがあります。これも富裕層の特徴と言っていいと思いますが、豪邸というしかない家に招き入れられ、「すごいですね」と感想を述べると、「いや、Aさんの意見を聞いているうちに、こうなりましてね」と謙遜する方が多いのです。

例えば応接室に立派なワインセラーがある場合、「家を設計してくれた建築士の方から勧められて」というような言い方です。「自分の趣味で」とは言わない。つまり独善的に見えないように言い方を工夫しているということです。

自分で気に入っているものでも、「これ、いいだろ」などといかにも自慢げに説明すると、嫌われてしまうことがあります。何か言うときにも、「第三者が聞いたらどう思うか」と考え、自慢と受け取られない言い方で話す。これも嫉妬や反発を避ける1つのやり方です。嫉妬を避けるノウハウも、「第三者への気遣い」が基本なのです。

【対策】戦略的に行う「お披露目パーティー」

(構成=久保田正志)
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