毎月、新たに発売されるビジネス書は約500冊。いったいどの本を読めばいいのか。読書家が集まる本の要約サイト「flier(フライヤー)」で、5月にアクセス数の多かったベスト20冊を紹介しよう――。
第1位:『人生は攻略できる』(橘玲著、ポプラ社)
第2位:『好かれる人の話し方、信頼される言葉づかい』(桑野麻衣著、クロスメディア・パブリッシング)
第3位:『勉強大全』(伊沢拓司著、KADOKAWA)
第4位:『天才を殺す凡人』(北野唯我著、日本経済新聞出版社)
第5位:『直感と論理をつなぐ思考法』(佐宗邦威著、ダイヤモンド社)
第6位:『しょぼい起業で生きていく』(えらいてんちょう著、イースト・プレス)
第7位:『VUCA時代の仕事のキホン』(河野英太郎著、PHP研究所)
第8位:『ささいなことに動揺してしまう敏感すぎる人の「仕事の不安」がなくなる本』(みさきじゅり著、秀和システム)
第9位:『僕たちは14歳までに何を学んだか』(藤原和博著、SBクリエイティブ)
第10位:『いまこそ知りたいAIビジネス』(石角友愛著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)
第11位:『無敵の筋トレ食』(岡田隆著、ポプラ社)
第12位:『宇宙はなぜブラックホールを造ったのか』』(谷口義明著、光文社)
第13位:『「死」とは何か』(シェリー・ケーガン著、 柴田裕之訳、文響社)
第14位:『お金の流れで読む日本と世界の未来』(ジム・ロジャーズ著、大野和基訳、PHP研究所)
第15位:『1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法』(山口揚平著、プレジデント社)
第16位:『超効率勉強法』(メンタリストDaiGo著、学研プラス)
第17位:『THE TEAM 5つの法則』(麻野耕司著、幻冬舎)
第18位:『勝間式超コントロール思考』(勝間和代著、アチーブメント出版)
第19位:『知らない人を採ってはいけない』(白潟敏朗著、KADOKAWA)
第20位:『持たざる経営の虚実』(松岡真宏著、日本経済新聞出版社)

※本の要約サイト「flier」の有料会員を対象にした、2019年5月の閲覧数ランキング

人生を「ロールプレイングゲーム」として攻略する

橘玲著『人生は攻略できる』(ポプラ社)

今月の1位は『人生は攻略できる』(橘玲著、ポプラ社)でした。高度成長期の日本では、成功のための「レール」が用意されていました。それはゲームに例えるのであれば、たしかな「攻略本」があった時代と言えるでしょう。しかし、今はそれが通用しなくなっています。現代用にアップデートされた、新たな「攻略本」が必要になったのです。

本書は人生を「ロールプレイングゲーム」と捉え、「お金(金融資本)」「仕事(人的資本)」「愛情・友情(社会資本)」という3つの観点から、魅力的な物語(=人生)を紡ぐための方法を解き明かしています。今、自分がプレーしているゲームがどのようなものかを理解しなければ、うまくプレーするのは難しいもの。逆に言うと、ゲームのルールさえ理解すれば、やるべきミッションやクエストが明確になるはずです。