毎月、新たに発売されるビジネス書は約500冊。いったいどの本を読めばいいのか。読書家が集まる本の要約サイト「flier(フライヤー)」で、6月にアクセス数の多かったベスト20冊を紹介しよう――。
第1位:『頭が冴える! 毎日が充実する! スゴい早起き』(塚本亮著、すばる舎)
第2位:『超効率勉強法』(メンタリストDaiGo著、学研プラス)
第3位:『まず、この質問で雑談はうまくいく』(青木毅著、朝日新聞出版)
第4位:『KGBスパイ式記憶術』(カミール・グーリーイェヴ、デニス・ブーキン著、岡本麻左子訳、水王舎)
第5位:『科学的に正しい筋トレ 最強の教科書』(庵野拓将著、KADOKAWA)
第6位:『オックスフォードの学び方』(岡田昭人著、朝日新聞出版)
第7位:『ユダヤの商法』(藤田田著、ベストセラーズ)
第8位:『大前研一 2019年の世界~2時間で学ぶ、今の世界を理解する3本の軸~』(大前研一監修、good.book編集部編集、秀和システム)
第9位:『THE TEAM 5つの法則』(麻野耕司著、幻冬舎)
第10位:『UCLA医学部教授が教える科学的に証明された究極の「なし遂げる力」』(ショーン・ヤング著、児島修訳、東洋経済新報社)
第11位:『会話は、とぎれていい』(加藤綾子著、文響社)
第12位:『女の機嫌の直し方』(黒川伊保子著、集英社インターナショナル)
第13位:『1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法』(山口揚平著、プレジデント社)
第14位:『最新医学が教える 最強のアンチエイジング』(米井嘉一著、日本実業出版社)
第15位:『最速PDCA日報』(中司祉岐著、日経BP)
第16位:『天才を殺す凡人』(北野唯我著、日本経済新聞出版社)
第17位:『学びを結果に変える アウトプット大全』(樺沢紫苑著、サンクチュアリ出版)
第18位:『「伝える力」と「地頭力」がいっきに高まる 東大作文』(西岡壱誠著、東洋経済新報社)
第19位:『82年生まれ、キム・ジヨン』(チョ・ナムジュ著、斎藤真理子訳、筑摩書房)
第20位:『ブロックチェーン』(岡嶋裕史著、講談社)

※本の要約サイト「flier」の有料会員を対象にした、2019年6月の閲覧数ランキング

「早起き」には生活のすべてを変える可能性がある

塚本亮著『頭が冴える! 毎日が充実する! スゴい早起き』(すばる舎)

今月の1位は、『頭が冴える! 毎日が充実する! スゴい早起き』でした。

早起きに関する本は数多くありますが、この本のユニークなところは著者のキャリア。高校時代にはまるで勉強ができなかったのに、早起き生活を始めてからみるみる成績が伸び、ついにはケンブリッジ大学大学院に合格しました。「早起きは三文の得」どころではなく、文字通り人生を変えたのです。

本書では早起きを成功させるコツや、朝時間をうまく使う方法がいくつも紹介されています。なかでも「自分の時間を自分でコントロールできている」感覚の重要性は、注目したいところ。著者は「早起きをする」という小さな成功体験が自信を育み、人生によいリズムをもたらしてくれたといいます。早起きという行為には、自分の生活すべてを変えるポテンシャルがあると気付かされます。

早起きがつらいという人は、きっとすごく多いはず。だからこそ本書は多くの人に読まれているのでしょう。何か新しいことを始めたい、目標を達成したいと考えている人であれば、人生を変えるヒントが見つかるかもしれません。

※写真はイメージです(写真=iStock.com/AleksandarGeorgiev)